ギターを思い通りに弾くために
左手の運指と同じくらい大切なのが…
『右手の強化・ピッキング』です。

そんな初心者ギタリストに向けて…
ピッキングの基礎知識や速弾きのコツを
習得できる練習法を紹介します。
ピックを右手の一部のように感じられる
ピッキングの脱力練習をしてみませんか?
ピッキング基礎|持ち方

弾きやすいピック
私は、「Jazz III」を使っています

いろいろなピックを紹介しています
ピックの持ち方
基本的なピックの握り方は…
右手をパーに開いて、”フッ”…と脱力した
親指と人差し指を使用して握ります。
脱力した基本形が、指の屈伸ピッキングなどの
”遊び”となる『空間』と『余白』を生む
コツにつながります。
ピックを握る強さは、奏法によって
指の押し込む力(ピックを握る力)を
調整しながら演奏します。
ピックを人差し指に『置く』

脱力した親指と人差し指で『はさむ』

『裏側』はこうなっています

ピッキング基礎|弦へのアプローチ

ピックを弦に当てる深さ
それぞれピッキングの深さによって
音や弾きやすさが大きく変わります。
演奏する音楽やスタイルに合わせて
狙いのトーンを調整しましょう。
『浅い』ピッキング

| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・弦の抵抗が小さい ・音の分離が良い | ・音が細くなりやすい ・高いコントロール精度が必要 |
『深い』ピッキング

| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・安定感がある ・パワフルなサウンド | ・弦の抵抗が大きい ・弦移動が難しい |
ピックを弦に当てるアングル(角度)
『平行』アングル

| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・硬質なアタック感 ・音の輪郭が明確 | ・弦の抵抗が強い ・アタックノイズが大きい |
『順』アングル

| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・弦の抵抗が小さい ・ピッキングハーモニクスが楽 | ・スクレイプノイズが多い ・音がこもりやすい |
『逆』アングル

| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・独特のアタック音 ・アルペジオなど音分離が良い | ・演奏に慣れが必要 ・サウンドが硬質になりすぎる |
弦を弾くピックの強さ
“どのくらいの強さで弦を弾くか“…は、
次の項目で説明するストロークのフォームや
奏法によって変化します。
ピックの細かいニュアンスやアクセントとなる
ダイナミクスに重要となるのが…
「ピックの握る強さ」です。
ピックは、右腕の重さを受け止めて、
弦に伝えるのが、重要な役目
ピック自体にも、さまざまな種類があり、
同じように弦に当てても音が変わります。
しかし、握る強さを以下の2つのポイントで
考えるとピッキングの感覚に気づきが生まれ、
いろいろな課題の対策になります。
弦に「勝つ」ピッキング
弦に「負ける」ピッキング
この2つの感覚を養うことで….
ピックを握る力の調整やタイミングが
イメージしやすくなります。
特に、初心者ギタリストの右手能力向上の
きっかけになりやすいので要チェックです。
こちらの項目でも…
ピックを右手の一部に感じられる
基礎練習を紹介しています。
弦に「勝つ」ピッキング
弦にピックが『勝つ』力で握る
※ 弦に”勝つ”ので順 or 逆アングルになります

ピックのエッジを滑らせず真下に

ピックが弦に勝つピッキングは、
順アングルや逆アングルを
演奏する基本的な方法です。
響かせるストロークや
速弾きのアクセントや弦移動に
必須なピッキングです。
特に後半の項目で紹介する
「屈伸ピッキング」と相性が◎
弦に「負ける」ピッキング
弦にピックが『負ける』力で握る
※ 弦に”負ける”ので平行アングルになります

弦の抵抗にピックを『逆らわない』

『手首が先行』する感覚
※ ダウンは親指、アップは人差し指で押す感覚

ピックが弦に『まとわりつく感覚』

弦にピックがまとわりつくような感覚
この粘りっこさが、コードストロークの
脱力したナチュラルなトーンになります。
負けるピッキングは、手首とピックの
弦離れに適度な時間差が生まれるため
屈伸ピッキングとミックスすることで
速弾きや弦移動が安定します。
『脱力』した左手の強化もおすすめ
ピッキング基礎|フォーム

「”ダウン”しかつかっていない」…という
初心者ギタリストもいるかもしれません。
コードストロークから単音まで、
演奏に適したピッキングフォームを
練習しましょう。
大切なポイントは、『脱力』です。
まずは、手先の操作だけで弦を弾かず、
右手の重みを弦に伝えるイメージで
ピッキングをしてみてください。
次に紹介する基本のピッキングフォームを
大きい動きから徐々に最小化することで、
ダイナミクスのある演奏や速弾き習得の
ヒントになります。
エルボーピッキング

『肘』から動かす

『コードストローク』と相性◎

スナップピッキング

手首の『スナップ』で弾く

『カッティングやソロ』と相性◎

指の屈伸ピッキング

親指と人差し指の『屈伸』で弾く

『速弾きや弦移動』と相性◎

ピッキング基礎|いろいろな奏法

ピッキングには、フォームと共に使用する
いろいろな『奏法』があります。
最初のうちは、どうしてもダウンピッキングに
頼りがちになってしまうため…
「オルタネイトピッキングなんて無理」
…と、やる気を失ってしまいますよね。
フォームと同じように、演奏に合わせた奏法を
少しずつ習得していきましょう。
オルタネイトピッキング
ピッキングの『基本形』

ピッキングの最も基本的な奏法
『オルタネイトピッキング』
ダウンピッキングとアップピッキングを
交互に繰り返します。
常に一定の動きを保ち、
リズムの安定に繋がります。
イン・アウトサイドピッキング
『2本の弦』の弾き分け方

2つの弦をピッキングする際の奏法
『インサイド・アウトサイドピッキング』
上図の例では…
3弦をダウン、4弦をアップで弾くように、
ピックが弦の間に挟まれるピッキングを
『インサイドピッキング』と呼びます。
小さい上下運動で2つの弦を高速に
ピッキングするため、屈伸ピッキングと
相性が良い奏法です。
逆に、3弦をアップ、4弦をダウンで弾くように、
ピックが弦の外側を移動するピッキングを
『アウトサイドピッキング』と呼びます。
弦を”またぐ”ので、上下運動は大きいですが、
スナップピッキングとの相性が良く、
力強いアクセントが付けやすい奏法です。
エコノミーピッキング
下降・上昇フレーズの『高速化』

弦移動のピッキングを、効率的に行う奏法
『エコノミーピッキング』
速弾きの際の、左手のレガートに合わせて
使用する場合や部分的なスウィープなどで
高速ピッキングが可能になります。
上図の例では…
6弦から3弦へと高音弦に移動する際は、
ダウンピッキング
3弦から6弦へと低音弦に移動する際は、
アップピッキングを使用して、効率的に
ピッキングを移動できます。
ハイブリッドピッキング
ピックと指の『ハイブリッド』

ピックと指(中指や薬指)の組み合わる奏法
『ハイブリッドピッキング』
上図の例では…
ピックでダウンピッキングをしながら、
中指や薬指で他の弦を弾きます。
通常ピッキングでは、間に合わないような、
弦が離れたフレーズや複数の弦を同時に
鳴らす演奏が可能になります。
スウィープピッキング
コード弾きとは異なる弦の『分離化』

エコノミーピッキングをさらに発展させ、
複数の弦をなでるように一気に弾く奏法
『スウィープピッキング』
上図の例では…
6弦から1弦までをダウンピッキング、
1弦から6弦までをアップピッキングで
ほうきで掃く(スウィープ)ように
滑らかに演奏します。
スキッピング
『弦飛び』フレーズのピッキング

1本以上の弦を飛び越してピッキングする奏法
『スキッピング』
上図の例では…
6弦を弾いた後、5弦を飛ばして4弦、
3弦を飛ばして2弦…というように
弦をスキップします。
正確なピッキングが求められる
難易度の高いテクニックです。
ギターの右手強化を確認してもらう

なぜピッキングが上達しないんだろう?
かつての私は、こんな悩みを抱えていました。
コード弾きは得意なのに、ソロになると…
指がまったくついてこない
スケールを必死で覚えて
「フルピッキングだ!」…と、
誤魔化しながら弾いているうちに
エコノミーピッキングを覚えたくらいです。
プロの手元を見るたびに…
「簡単そうなのに…」と謎は深まるばかり。
教則本を読み漁り、痙攣ピッキングや
筋トレのような練習も試しましたが、
状況は一向に変わりませんでした。
そんな私の右手にも滑らかさが宿ったのは、
『脱力』という意識改革をしてからです。
右手の上達を邪魔していたのは
必死に”弾こう“とする意識そのものでした。
さらには、いろいろな練習で身についた
『悪い癖』が上達を遅らせました。
一度身についた癖を自力で壊し、
リセットするのは容易ではありません。
もしも、あなたが過去の私と同じように
ピッキングで悩んでいるとしたら…
一度、音楽教室でチェックしてもらうことを
強くおすすめします。
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脱力ピッキング練習|速弾きのコツ

ピックを”持たない”基礎練習
前半の項目で紹介したピックの握り方…
弦に『勝つピッキングと負けるピッキング』
このイメージを固めることは、いろいろな奏法を
身につける為にとても役に立ちます。
例えば、指の屈伸ピッキングでは、
『親指で押し込む・人差し指を引く』
それぞれの感覚が重要です。
あなたは、こんなピックの握り方に
なっていませんか?
常に50:50の親指と人差し指で
”がっちり”とピックを握っている
ピッキングをなめらかに行うためには
ピックの握り方に脱力の意識を加えましょう。
まずは、ピックを”持たず”に…
ピックを持っている形をイメージしたまま、
親指と人差し指を使って練習しましょう。
『親指』で弦をダウンピッキング
手首を脱力して指が外れるまでダウン

『人差し指』でアップピッキング
手首を脱力して指が外れるまでアップ

指が弦を外れたら…
次の弦に”ピタッ”と止めてください。
何度かこの練習を繰り返したら、
同じイメージのまま…
ピックで再現してみてください。
ピックに乗る『腕や手首の重み』や
弦を”どちらの指”が主導しているかを
実感できると思います。
この動きをヒントにいろいろな
ピッキングを試してみてください。
速弾きのコツは、一振り◯連!?
・高速なオルタネイトピッキング
・弦を滑らかに移動する奏法
これらを実現するための練習には、
『エルボー+スナップ+屈伸ピッキング』を
脱力した状態で、一連の動作として行います。

速弾きのコツを掴むには…
『エルボーピッキング+スナップピッキング』を
一振りする間に、屈伸ピッキングと混ぜる事で
アクセントのある速弾きのコツが習得できます。
例:オルタネイト4連符
・1音目
わずかな肘と手首のダウン(アクセント)
・2音目
指の屈伸ピッキングのアップ(逆アングル)
・3音目
屈伸ピッキングのダウン(順アングル)
・4音目
わずかな肘と手首のアップ
1・2・3・4…という動きではなく…
1・(2・3)・4…という一振りの
スナップの中に屈伸を入れるイメージ
弦移動のコツを掴むには…
エルボー・スナップピッキングの応用で
右手本体をわずかに上下に移動させつつ、
屈伸ピッキングで滑らかに弦移動します。
この時にも…
弦に『勝つピッキングと負けるピッキング』が
重要なピック操作になります。
▷ 前半の解説に戻る
この動きは、スウィープやエコノミー、
スキッピングなどの奏法を楽にする
ヒントにもなると思います。
是非、チェレンジしてみてくださいね。




