イチロー米野球殿堂入り|マリナーズ会見で見えた通訳アレンさんとの熱い絆

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2025年1月22日
イチローさんの米野球殿堂入り
決定しました。

本当におめでとうございます。

同日に行われたマリナーズ主催の会見——
日米の記者が入れ替わるほんの一幕に
私は心が奪われました。

満票か否かよりも大切なことは
絶え間ない努力の先に掴んだ偉業そのもの

会見でイチローさんの通訳を務めた
アレン・ターナーさんの姿勢からも
そんな熱い想いを感じたのです。

今回は、殿堂入り会見中の何気ない会話から
垣間見えた2人の想いについて紹介します。

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イチローさん米野球殿堂入り

建物の中で扉が開いている画像

アメリカ野球殿堂

1936年に創設されたアメリカ野球殿堂は、
日本の野球殿堂と同様に野球界で偉大な功績を
残した人物を称える制度です。

選出には引退後5年が経過した選手が対象で、
全米野球記者協会に10年以上連続で所属する
記者の投票75%以上の得票が必要です。

イチローさんの米野球殿堂入りは、
以下の点で注目されています。

  • 資格1年目での選出
  • 日本人初の選出
  • 得票率99.7%(満票まであと1票)
  • 2025年に日米両殿堂入り
  • 51歳に51番がマリナーズ永久欠番に

MLBでの主な成績

主な成績
シーズン最多安打記録(262安打)
史上30人目の3000安打
10年連続200本安打
10年連続ゴールドグラブ賞
アメリカンリーグMVP(2001年)
アメリカンリーグ新人王(2001年)
首位打者2回(2001年、2004年)
オールスターで史上初のランニングHR&MVP(2007年)

2025年は、イチローさんにとって日米で
殿堂入りを果たした歴史的な年になりました。

野球史に長く語り継がれる伝説的な選手と
同じ時代に生きることを幸せに感じる方も
多いのではないでしょうか。

マリナーズ記者会見の舞台裏

通訳アレンさんとの一幕

会見の合間の日米記者の入れ替え時…
イチローさんとアレン・ターナーさんの間で
次のようなやり取りがありました。

※ アメリカ記者と日本記者交代の一幕

 アレン)ほとんど訳せたんですけど
 アレン)最初の質問だけちょっと…こう…
 アレン)もうちょっと(話を)切ってくれれば…


※ イチロー達とアメリカ記者達との握手が始まる

イチロー)そうだね
 アレン)殆どカバーできたと思うんですけど…
イチロー)書きながらって、できない?
 アレン)書くと、その…
イチロー)聞こえなくなる?
 アレン)「気持ち」が…
イチロー)っなるほど

出典:シアトルマリナーズ公式YouTubeCH
Ichiro Hall of Fame Election News Conference

実はアレンさん、イチローさんの熱く語る
記者への回答をメモする事なく記憶しながら
通訳していたのです。

気持ちを伝えたい」というアレンさんに
なるほど」とすぐに理解を示すイチローさん

アレンさんとの信頼関係を表す一幕でした。

満票選出よりも意味のあること

殿堂入り決定の連絡を受ける前提で
待機していたイチローさん

なかなか連絡が届かなかったことから
「喜びよりも安堵の気持ちが大きかった」
…とコメントされていました。

今回の殿堂入りに際して、度々話題となった
満票問題。

結果としては、あと1票という結果でしたが、
1票足りないのは凄く良かった
…とイチローさんは語りました。

色んなことが足りない、人って。

それを自分なりの完璧を追い求めて
進んでいくのが人生だと思うんですよね。

不完全であるというのはいいなって。

生きていく上で不完全だから進もうとできる訳で
そういうことを改めて考えさせられる。
見つめ合える。

そこに向き合えるというのはよかったなと
思います。

出典:シアトルマリナーズ公式YouTubeCH
Ichiro Hall of Fame Election News Conference

常に高みを目指す彼の「熱い」姿勢は、
これまでもこれからも変わる事がありません。

いつも自分の言葉で語るイチローさんの会見は
名言が度々話題になりますよね。

長年パートナーとして通訳を担当する
アレン・ターナーさんの仕事ぶりからも
イチローイズムを感じた会見でした。


通訳アレン・ターナーとの熱い絆

マイクが並ぶ画像

アレン・ターナーさん

アレンさんは、10歳まで日本で育ち、
日本語と英語を同等に操ることができます。

ちなみに…
父親であるボブ・ターナーさんは、男子ゴルフ
松山英樹選手の通訳を務めた経験があり、
親子二代で日米スポーツに貢献しています。

2000年に佐々木主浩さんの通訳として
MLBに入りしたアレン・ターナーさん

当時のMLBでは、通訳のベンチ入りが
認められていなかった為、ブルペン捕手として
契約した逸話があります。

佐々木投手の退団後は、イチローさんの
専属通訳となり、公私にわたってサポートする
関係になりました。

イチローさん引退後の活動も

アレンさんは、通訳としてイチローさんの
言葉だけでなく、感情やニュアンスまで
伝えようと努めてきました。

「どんな形でもイチローを支えていく」

アレンさんは、イチローさん引退後も
女子野球普及活動であるKOBE CHIBANの
メンバーとしてもイチローさんを支えています。

公私に渡り長年タッグを組んできたアレンさん

イチローさんの米野球殿堂入り会見での通訳は
格別な想いと熱があったに違いありません。

まとめ|イチロー米野球殿堂入り

イチロー米野球殿堂入り|マリナーズ会見で見えた通訳アレンさんとの熱い絆

米野球殿堂入りの会見で垣間見えた
イチローさんとアレンさんとの熱い絆

「1票足りないのは凄く良かった」

イチローさんらしい向上心溢れる情熱が、
長年に渡り通訳として支えてきたアレンさんの
情熱にもつながっているのが素敵でした。

イチローさんたちから偉大な米野球殿堂入りも
”ゴールではない”という覚悟を感じました。

プロスポーツの真髄こそイチローである

イチローさん、そしてアレンさん、
米殿堂入りおめでとうございます。

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